相撲部


川内北キャンパスの課外活動共用施設の一室には、ひときわ目立つ土俵が設えられている。学友会相撲部の稽古場である。相撲は観客からの人気が高い競技だが、大学生活と両立しつつ選手として取り組む人はそう多くはない。今回は相撲部員の高橋さん(農・1)と、岩見颯太さん(工・1)に相撲部の活動や学生生活、一日のタイムスケジュールについて話を聞いた。

(聞き手は報道部・前川銀平)

実戦練習で高橋さんに上手投げを仕掛ける岩見さん

―相撲部の活動頻度はどのくらいですか

高橋:毎週月曜、木曜、土曜の週3回です。午前10時から2~3時間程度練習しています。加えて自主練の時間も各自で設けています。

岩見:大会で結果を残せるように練習を熱心に行いながら、第一に相撲というスポーツを純粋に楽しんでいます。

―普段どのような練習をしていますか

岩見:準備運動の四股や、てっぽう(両足を左右交互に柱へ擦り寄せると同時に、擦り寄せる足と同じ左右の手で柱を突く練習)、ぶつかり稽古(受け手と押し手に分かれ、押し手が受け手の胸あたりにぶつかり、そのまま土俵の外まで押しきる練習)、実戦練習などがあります。

中学校・高校はどの部活に所属していましたか

高橋:中学は卓球部で、高校は山岳部、応援部、生物部、放送部と合わせて四つの部活に入っていました。

岩見:中学は柔道部、高校は陸上部に所属していました。

―大学から相撲を始めた理由は何ですか

高橋:相撲部よりも先にボクシング部に入っていて、当時のボクシング部の部長が相撲部と兼部していたことがきっかけです。

岩見:友達が先に相撲部に入っていたので、新歓に参加しました。そこで出会った当時の主将の方が面白かったので、入部を決めました。

―相撲部に入って良かったと思うことは何ですか

高橋:かけがえのない仲間とともに過酷なトレーニングを乗り越えられることに尽きると思います。

岩見:大学で相撲部に入っていること自体が珍しいので、人に相撲部に入っていると話すと驚かれて話のネタになります。

―バイトは何をしていますか

岩見:チェーンの中華料理屋で働いています。

高橋:僕は1月からラーメン屋でバイトを始めました。

実戦練習で互いに組み合う岩見さんと高橋さん

―相撲部に入ったことで何が得られましたか

高橋:相撲という競技面で切磋琢磨するだけでなく、勉強面や私生活でも支え合える仲間ができました。大学の授業は受講者が固定されていないので友達を作るハードルが高いですが、相撲部に入ったことで辛いトレーニングを経て、より強い仲間意識が芽生えたと思います。

[2023年2月取材]※掲載学年などは取材当時の学年で表記

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